油絵の描き方-油絵入門・制作過程紹介

油絵の描き方の説明については結構ニーズがあるようです。そこで私の制作過程を紹介しながら、描き方の一つの方法を紹介したいと思います。絵を始めるにはまず何を用意すれば良いか迷うと思うので、一緒に必要な画材とその特徴を説明します。画像は購入するためのサイトへのリンクになってます。どの画材を買えば良いか迷っている方も参考にしてください。必要な画材は当サイトのSHOPでも一覧表示しておきます。

「和のヴァニタス」 完成作品 SMサイズ キャンバス・油彩

こちらが今回紹介する作品の完成した状態です。
描き方については順を追って紹介していきますが、
油絵を始める時に一番迷うのはどんな画材を揃えれば良いのか、という事だと思います。
最初に必要なものを挙げておきます。
具体的な使い方や特徴はその都度説明していきます。

画像をクリックすると商品を購入するサイトに行けます。

●油絵セット
クサカベ 油絵具木箱セット(習作用)  クサカベ 油絵具木箱セット(習作用)  6,800 円

ホルベイン 油絵木箱セット カスタムN BOX ホルベイン 油絵木箱セット カスタムN BOX 11,000 円

とりあえずこのセットを買えばすぐに描き始める事ができます。
価格はピンきりですが、そこは絵の具の質や筆の数などによって変わります。
美しい色は高い絵の具でないと出ません。
しかし、まずは安い絵の具で練習して一本使い切ってから、少しずつ高い物に買い換えていくのでもいいと思います。

●筆

ホルベイン 油絵画筆 ホルベイン 油絵画筆

筆は色々な種類の毛があります。
最も一般的なのは豚毛です。
ゴッホのような力強く量感のある絵を描きたい時は豚毛が良いでしょう。
古典の繊細な絵を描くときはイタチ毛や馬毛やリセーブルなどの柔らかい毛を使いましょう。

●溶き油(テレピン)

ホルベイン画溶液 ターペンタイン(テレピン) 55ml ホルベイン画溶液 ターペンタイン(テレピン) 55ml 288 円

下描きや乾性油を薄めるのに使う油です。

●溶き油(ペインティングオイル)

【クサカベ】ネオペインティングオイル55ml(調合溶き油) 【クサカベ】ネオペインティングオイル55ml(調合溶き油) 268 円

ホルベインペインティングオイル 200ml ホルベインペインティングオイル 200ml 790 円

完成段階で適度な艶出しなどに使用する油です。

●パレット

油絵用パレットオブロング型(角)サムホール  油絵用パレットオブロング型(角)サムホール  1,255 円

【四角折り畳み式】大半 木製パレット(木地) 【四角折り畳み式】大半 木製パレット(木地) 1,764 円

ターナー 使い捨て紙パレットSS ターナー 使い捨て紙パレットSS 160 円

一枚板のパレットは描いている時に邪魔になる部分がなく、
それまでに作った自分の色を次の作品からも生かせます。
折りたたみのパレットは折り目の部分や金具が混色の邪魔になりますが、持ち運びには便利です。
紙パレットは作品を描いた後は捨てる事ができるので、
あと片付けが面倒という人には便利です。

●油壷、小皿

【プラスティック】油壺 No.8  【プラスティック】油壺 No.8  168 円

これは溶き油を入れておくために使います。私は油壺ではなく小皿を使っています。

●キャンバス

張りキャンバス F15 2枚組で2650円 張りキャンバス F15 2枚組で2650円

絵を描く基礎です。

●絵の具

ホルベイン 習作用油絵具 Dセット 10色 30%OFF ホルベイン 習作用油絵具 Dセット 10色 30%OFF 1,540 円

絵の具が一番迷う所だと思います。
私の場合は研究所の先生の助言があったので全部バラ売りのものを買いました。
わからない場合はとりあえずセットで買うといいと思います。
次第に自分がほしい色を探して買い足していきましょう。
私が良く使う絵の具は後で挙げておきます。

基本はこのあたりを揃えるといいと思います。
それぞれに奥が深いので、わからないことは気軽に相談してください。

これが今回のモチーフです。
油絵とは、その名の通り油絵の具を使って描いた作品です。
今でこそ油絵はキャンバスという布に描くのが普通ですが、
ルネサンス以前では主にオークやポプリの木で作った板に描いていました。
しかし、次第に持ち運びのし易さや大作が作り易いという利点のあるキャンバスが主流になります。
キャンバスの由来についてはいくつかあるようですが、
船の帆は丈夫で油彩制作に耐える素材であったために使われた事から
帆を意味するcanvasという名がついたというのが通説です。
キャンバスが普及したのはルネサンスからで、ちょうど大航海時代の時期になります。
現代の写実画家は細かい表現のためやフラットな画面を作るために板の画面を自作している人が多いですが、
私はキャンバスに描いています。キャンバスや板のような、絵の具を乗せる基礎のことを「支持体」と言います。

キャンバスに描き始める前に、最初のうちは下描きをした方が良いと思います。
下描きの事を「エスキース」と言います。
静物の場合は構図が大切なので、何通りか下描きをして構図の失敗がないように気をつけます。
下描きはどんな紙でも平気です。あまり高価な紙を買う必要はありませんが、
買うならクロッキー帳という物が安くて使いやすいのでオススメです。
下描きは主に鉛筆、木炭、コンテなどを使います。
私の場合、大作の下描きは木炭、小作品の下描きは鉛筆でやっています。
木炭は大きな面を捉え易いので大作に向いています。
鉛筆で本格的なデッサンをするためには4H〜6Bまでの鉛筆を全て揃える必要があります。
油絵の下描きのためなら3Bの鉛筆一本があれば一応足りるでしょう。
鉛筆はステッドラーが人気です。
一応紹介しますがどうやらダースでしか買えないようなのでお近くの画材屋で3B一本だけ買うのが良いと思います。
消しゴムには普通の角ばったものではなく、練りゴムを使います。

では実際に描き進めていきます。

●必要な物

マルマン クロッキー S-Lクロッキー帳

STAEDTLER(ステッドラー)Mars ergosoft150 1ダース鉛筆(ステッドラー)

イージークリーナー練りゴム

まずは構図を決めます。紙にキャンバスの比率になる程度の枠を書きます。
そして枠の上下の中心と左右の中心を取り、十字の補助線を引きます。
モチーフの位置を決める時は、モチーフ全体の端を押さえます。
全体の一番左端、上端など各々の端をチェックします。
ここで言えば、左端は重なっている木炭の先で上端はろうそくの先です。
モチーフをキャンバスにどう入れるかは重要なポイントになります。
位置を決めるにはそれぞれ基準点を作っていきましょう。
横の中心の点、縦の中心の点などをつけていきます。
次に木炭の長さですが、これは単独で測ろうとしても狂ってします。
まずは基準になる長さを決めます。
ここではろうそくの長さを基準にして測っていくことにしまいす。
「ろうそくの長さに対して木炭の横の長さは水平にろうそく2.5本分程度」、
「木炭が重なる接地点は右端からろうそく一本分」
といった感じに測ります。
次に軽くモチーフの輪郭を取って全体像を把握します。

全体像が把握できたら、今度は影をつけて立体感を出します。
細かい所は下描きで描く必要はないので、光があたる面と影の面、
そしてその暗さの段階を3〜4段階ほど分ける程度でいいでしょう。
描き進めてみると余白が目立ってきたので、枠を小さく書き直してみました。
大まかな形を取り、全体とのバランスが合う構図が見つかれば下描きは終わりです。
ここまでは10分程度でさっと終わらせていいと思います。

次は下地作りから描き出しの説明をします。

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○デッサンの描き方

用意する物〜描きだし
描き込み〜仕上げ

○油絵の描き方

用意する道具〜下描き
下地作り〜描き出し
描画〜仕上げ

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