5.インディアンジュエリーに使われる石



●ターコイズ(トルコ石)
ターコイズ(トルコ石)はインディアンジュエリーには代表的な石である。
トルコという名前に反して現在の産地はトルコだけではなく、
イラン、エジプト、アメリカ、メキシコ、中国、ブラジル、オーストラリアといろいろな場所で採掘される。
アメリカではニューメキシコやアリゾナ、ネバダ、コロラドに鉱山が集中している。
色は青、青緑、緑の色があり、これらの色の具合は石に含まれる銅とアルミニウムの含有量によってきまる。
銅を多く含むと青になり、アルミニウムを多く含むと緑色になる。
また銅もアルミニウムも含まないホワイトターコイズという石もある。

●珊瑚
ターコイズの青と相性がよく血赤と呼ばれる色の濃いものからボケと言われるピンクのものまでさまざま。
インディアンジュエリーに使われるものは比較的濃い色のものが多く、人気が高い。
強度はターコイズなどよりももろくなっている。
かつては海だったところに生息していた化石なども用いている。

●琥珀
針葉樹の樹脂が地中で化石化したもの。
固まる時に周りにあった昆虫や植物を取り込むことがあり、それもまた興味深い。
黄色、褐色、赤、白など色がある。強度は非常に弱く爪でも傷がつく。
取り扱いには充分注意が必要。

●オパール
独特な遊色をもち、光の加減で多彩な色合いがみられる。
天然ものはオーストラリア、メキシコ、アメリカなどで産出されるが、
現在のインディアンジュエリーに使われているもののほとんどは人工であると言われている。
トルコ石などと同じ多孔質なので水や衝撃に弱い。

●マラカイト
濃い緑色の石で男性用のジュエリーによく使われる石。
銅が主な成分であり、日本では孔雀石という名前がつけられている。
ザイール、ナミビア、アメリカ、メキシコ、ザンビアなどが主な産出国。

●ラピス・ラズリ
濃青色に金粉を散らしたような石。
昔から権力の象徴として重宝され、日本では瑠璃として七宝の一つとされている。
アフガニスタン、ロシア、チリ、アメリカ、カナダなどで産出される。

●ジェット
1億8千万年も昔のジュラ紀の流木が化石化したもので、深い漆黒の美しさを持っている。
イギリス、スペイン、フランス、ドイツ、ポーランドなどが主な産出国。

●インカローズ
インカ帝国が栄えたアンデス山脈から産出され、
薔薇のような赤い色からこのような名前で呼ばれている。
アメリカのコロラド州で取れるものが一番美しい。
アルゼンチン、アメリカ、日本、メキシコ、南アフリカなどで産出される。

●スターリング・シルバー
スターリング・シルバーとは銀の保有量が92.5%で、 残りは銅などの物質が混ざっている。
銀は純銀のまま使うと柔らかく石などを留めると取れやすいという欠点がある。
そのため銅などのものを混ぜることによって硬さを出す。
ジュエリーには.925やSterlingといった刻印がつけられている。


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